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【2024/04/29 12:32 】 |
始めましてのご挨拶。

 このブログは偽島というゲーム(Eno1739 稲作で覚えよう!)の参加者『ぼり』が偽島のことについてだべったり、過去日記を保管したりするために用意したブログです。
 あ、でも読んだ本が面白かったら感想とか思ったこととかつらつら書いてしまうかも。世の中面白い本が多すぎて困るよね。手に取っただけで一瞬でほんの中身を知ることができる才能とか装置とかあったら欲しい。すごく欲しい。超欲しい。
 それはそれとして、そんなわけで、このブログは偽島をやってる人に向けてひっそりまったり発信するものです。

 偽島って、俗に定期更新ゲームというらしいんですけど、そういうものに参加するのって初めてなんですよね。
 ゲームで使用しているキャラクターは『牧野瀬 悠』
 彼女は、ひょんなことから偽島に連れてこられたごくごく普通の一般人です。
 当然だけど、偽島のことなんかこれっぽっちもわからないから、プレイヤーもキャラクターも一緒になって、で、どうすればいいんだろう? って右往左往してます。
 最近はようやく慣れてきたけど、まだまだ、わからないことばかり。
 そんな彼女が、偽島での生活で何を得て、どう考えて、そしてどうなっていくのか、これからも見ていけたら幸せだなあと、そう思います。

 それでは、彼女が始めて偽島に来たときの感想を添えて。
 たまたまここに足を運んでくださった皆様に、これからも、どうかよろしくお願いします。

 追記
 過去日記をただのっけるのもあれかなということで、Eno1739のユウの日常や島に来る前の様子を切り取って、文章でスケッチしています。体育祭とかの学校行事だとか初デートだとか役者時代とか、気が向いたらですけど淡々と増えていく予定です。

 それはそれとして、こういうシチュエーション、こういうときの事を書いて欲しいという要望があったら、コメントや伝言で一報くだされば配慮します
 島に来てからの日常の場合、偽島plさんの「うちの子レンタルして」という要望にもお答えします。そんな奇特な人居ない気がしています。
 その際は、文章でのレンタルですので必ず許可をいただいてからアップいたします。
 尚、本編には極力影響を及ぼさないように書きます(あくまで日常の一場面になる予定です)

 需要あるかどうかわからないけど、まあ、書くのは楽しいからこのくらいは風呂敷広げておいてもいいかなと。

 牧野瀬 悠のプロフィールより

 ちょっと強めに目をこすってみる。だってほら、未だに見てるものが信じられないというかさ。
 「トンネルを抜ければ」って言うよね。だから、私が見てるものってそこまで不思議じゃないに決まってるというか、夢に決まってるの。ね、ちゃんと自覚あるんだから。だからほら、見たまんま口にしたって大丈夫、へいちゃら。
 いくらなんでも、遺跡に入ったらそこには青空と白い雲、それに見渡す限りの草原と山々が広がっていました……なんて、信じられる?
 目をつぶって、深呼吸。
 一、二、三、とゆっくり数えてから、落ち着け、と頭の中で何度もリフレイン。何年か前に買ったポケットサイズのオーディオプレイヤーを手にしっかりと握って、左だけイヤホンを突っ込む。音量は小さめ。BGMにするには小さいけれど、聞こえないほどじゃないくらい。そのくらいが、落ち着くんだ。
 微かにリズムを刻むのは『また夢で逢いましょう』で始まる四拍子。まさにそんな気分。
 よし! と気合を入れて目を開く。
 ……変わってない。
 うぅ、認めたくないよう。
 だいたい、おかしいとは思ったんだ。だって、いまどきミステリーツアーって言ったって、魔方陣を使用してくださいって、そんな。魔法陣って。
 周りの人たちがさも当然そうに頷いてるからちょっと納得しなくもないけど。……いやいやいや、魔方陣ってそんな。魔法陣って。
 もうね、引き返して「お互いにいっそ致命的な勘違いしているような気がするんですけど」って、何度言おうかと思ったか。
 言わなかったのは、何か、今更手遅れな気がしてたから。
 確かめたくない事実ってあるよね。知らぬが仏っていうか、単純に、他人から聞きたくないことって。
 それとね、もうひとつ。
 認めたくはないけど。
 ……遺跡の中を吹き抜ける風が少しだけ気持ちよかったんだよ。草の匂いが、ふと鼻腔をくすぐってさ。
 風に吹かれてさらさらと髪がなびくのも、なんか、テレビCMの一場面みたいで。ちょっと髪をかきあげてみたり。
 なによりもね。この景色がもう失われてしまった、どこか特別なもののように見えて、私は感動してしまってたんだ。

 事の起こりは、本当に単純なんだ。
 その、ね。あんまり詳しく話したくはないけれど、劇団をクビになってさ。だから寮を引き払おうと思ってたら、ミステリーツアー参加のお知らせが届いてたって、ただそれだけのお話。幸い、蓄えはあったし……やっぱりね、ちょっと傷心旅行もしたい気分だったから、思い切って参加してみたんだ。
 あの時もポケットに入っていたプレイヤーから、再生ボタンになったまま、何かの音楽が流れててね。だからかな。いつまでも立ち止まっていないで、ちょっと、歩いてみようかなって。そう思ったたんだ。

 どうか、この旅は。
 まだ何も理解していない、立ち止まったばかりの私が。
 これから、再び歩き出すまでの物語。

 ……に、なるといいなあ。

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【2012/06/08 01:42 】 | 偽島 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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